先日、帯揚げと帯締めの歴史の話をいたしました。
現代の帯揚げと帯締めのおしゃれを追求していきましょう。
帯揚げ
まずは、帯揚げでは
1.着物と同系色にして帯揚げを目立たたせない
2.着物と反対色にして帯揚げを全体の色のインパクトつけにする
3、帯締めとの色合いを意識して決める
4、帯揚げをしない(帯まくらをあえてしようせず、借り紐で太鼓の山をキープ)
夏の暑い時期に枕を省くと背中が涼しい、また帯揚げを省くことによって、胸元の熱い空気が上に抜けて涼しくなる)
帯締め
そして帯締めでは
1、帯と同系色にし、落ち着いたイメージをだす
2、帯の反対色にし、きりりとインパクトをだす
3、帯締めは、最後の締めの一番大事なキーポイントなので、本人の一番好きな色で決めてみる
4、着物と同系色(二つほど濃いものにするとバランスがよくなります)
5、着物と反対色
反対色と補色
※色相環という色の環があり、色の反対側にある色が反対色と言っていますが、補色とも言っておりその色同士を混合すると光の場合は白になり絵具の場合は黒くなるものを補色といいます。
一番白いトーン
また、色相環ではグループもあり、一番白いトーンのグループから
ペール
ライトグレイッシュ
グレイッシュ
ダークグレイッシュ
少し色を濃くしたトーン
その、四つのグループより少し色を濃くすると
ライト
ソフト
ダル
ダーク
さらに、色を濃くしたトーン
さらに、色を濃くすると
ブライト
ストロング
ディープ
最高に濃くしたトーン
最高に濃くした
ビビット
さいごに
色の濃淡(彩度)と白からグレーを加えた環(明暗)があるのです。
人は、このように色の勉強はしなくとも、自分の感覚で色の補色を小さい頃から自然と学びファッショにいかしているのです。