そもそも、帯揚げも帯締めも「お太鼓結び」が始まったことから必要となりました。
1736年ころ江戸に太鼓橋が完成し
お祝いに駆け付けた深川芸者衆が、太鼓橋に似せた帯結びをしたことから、町人がマネをし
「お太鼓結び」がはやったといいます。
どの時代も、スターがしたことが流行ります
初めから帯締めはなく、下げ緒(刀の鞘についていたヒモ)を利用し代用としました。
「丸くげ」という布の中に綿を入れたものもでき、刺繍などし豪華にしたものは
結婚式なのにも使用されました。
帯揚げは、枕の紐を隠すために端切れを使ったことから、帯揚げがその後できたと思われます。
帯揚げと帯締めは着物姿の、ほんの少しの色ではありますが
その色によって、着物姿は美しくもなり、台無しにもする小物です
昭和のころ、着物屋へ行ったときは、帯揚げと帯締めは同系色がセットで売られていた時がありました
平成になった今日、あまり見かけなくなりましたね
帯揚げと帯締めの自由がやってきたのでしょうか
さて、みなさまは帯揚げと帯締めの色はいつもどのように決めておられますか?
次回は、色の選び方をお伝えしたいと思います。